BMIと妊娠の関係を知り、標準体重を目指そう|妊娠しやすい身体を作る①体重編
妊活って、何から始めれば良いか悩みますよね。
今すぐ妊娠したい方も、これから妊娠を考えていこうと思っている方も、まずは自分の身体(からだ)の状態を意識し、より妊娠しやすい身体作りを始めてみませんか?
今回は、妊娠しやすい身体と体重の関係についてお話します。
[toc]BMIが適正体重のとき、妊娠しやすい
身体がどのような状態のとき、妊娠しやすいと言えるのでしょうか。
妊娠は、さまざまな要因がピタッとうまくいったときに起きる”奇跡”とも言われ、明確に「このような状態が妊娠しやすい」と言える基準はありません。
しかし、これまでの研究により「BMIが適正体重を示しているとき、妊娠している率が高い(=妊娠しやすい)」という傾向が分かっています。つまり、妊娠しやすい身体作りには、適正体重が大切なんですね。
BMI(Body Mass Index )は、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。次の計算式を使います。
BMI = 体重(kg)÷ 身長(m)2
たとえば、体重が56キログラム、身長が160センチの人の場合、BMIは21.88です。
日本肥満学会の判定基準では、次のように分類されています。
BMI値 | 判定 |
18.5未満 | 低体重(痩せ型) |
18.5〜25未満 | 普通体重 |
25〜30未満 | 肥満(1度) |
30〜35未満 | 肥満(2度) |
35〜40未満 | 肥満(3度) |
40以上 | 肥満(4度) |
BMI22が標準体重(適正体重)とされ、統計的にも最も病気になりにくい体重でもあるようです。また、BMI25以上を肥満、BMI18.5未満は低体重と分類しています。
続いて、BMIと妊娠のしやすさ(妊孕性・にんようせい)の関係を見てみましょう。
女性のBMIの値と、妊娠に至るまでの時間(TTP)との関係を探る研究では、どの論文でも以下の共通した結果が出ています。
標準体重 | 18.5〜22.9 | TTPが一番短い |
低体重 | 18.5以下 | TTPがやや延長 |
やや肥満 | 23.0〜27.5 | TTPが延長 |
肥満 | 27.5以上 | TTPがさらに延長 |
Human Reproduction, Volume 33, Issue 11, November 2018, Pages 2141–2149,
https://academic.oup.com/humrep/article/33/11/2141/5115481
簡単にいうと、BMIの値が、18.5〜23.9の人が一番妊娠しやすく、低体重、やや肥満、肥満の順に簡単にいうと、BMIの値が18.5〜23.9の人は一番妊娠しやすく、低体重・やや肥満・肥満の順に妊娠しにくくなるという結果です。また、BMIは妊娠のしやすさだけではなく、早産・流産などのリスクに関わるとされています。
妊娠に重要な女性ホルモンのバランスとBMIの関係
では、なぜBMIが妊孕性に影響するのでしょうか。
皆さんは、ホルモンという言葉を聞いたことがあると思います。
ホルモンは、内分泌腺というところで作られ、身体の働きを整える化学物質です。このホルモンが、必要なときに適切に作られている状態を「ホルモンバランスが良い」と言います。
参考:https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/medicine/karada/karada021.html
ホルモンにはさまざまな種類があり、そしてそれぞれのホルモンが大切な役割を持っています。身体が正常に機能するためには、すべてがバランスよく働いている必要があります。
妊娠するためには、女性ホルモンと呼ばれる卵胞ホルモン・黄体ホルモンをはじめ複数のホルモンのバランスが重要です。
まだ明確に原因はわかっていませんが、BMI値が高い場合、さまざまな理由でホルモンバランスが崩れ、卵子の質の低下、月経周期の乱れや排卵障害、黄体機能不全などにつながります。そのため、妊娠の確率を低下させてしまいます。また、BMI値が低すぎる場合も同様に、無排卵性月経や、無月経などが起こってしまうのです。
脂肪細胞が卵胞ホルモンと呼ばれるエストロゲンの生成に関与していることも、一つの要因かもしれません。
以上が、BMIと妊孕性の関係です。
標準体重を目指して、適切な食生活を送りましょう
妊娠しやすい身体作りには、その人に適した標準体重であることが大切です。
しかし、いきなりの激しい食事制限や過度な運動は避けてくださいね。さらにホルモンバランスの異常を引き起こしてしまう可能性があり、ストレスにつながって、妊娠を遠ざけてしまいます。
もし、BMIの数値が標準から大きく離れている場合は、食事を見直し、健康的な体重を目指しましょう。また、やみくもに健康食品を食べたり、サプリを飲んだりすることもオススメしません。
「ひとりで体重管理は難しいな」「どんな食事をすればいいか分からない」と感じる方は、ぜひ女性のための鍼灸サロンamicaにご相談ください。 栄養指導や運動指導を通して、健康的な体重を目指すお手伝いをいたします。