ある日突然、花粉症
花粉症には、ある日突然発症する怖さがあります。
最近はマスク着用の理由が感染症予防になっていますが、これまではマスクと言えば花粉症対策の象徴でした。花粉症発症のメカニズムは十分に解明されていな部分もあります。
しかし、その対策方法として鍼灸はとても有効です。
「花粉症」とは何か
花粉症は、自然界に普通に存在する花粉に過敏に反応することによって起きるアレルギー性の反応です。
人間には体内に侵入している異物から身を守る免疫機能が備わっていて、花粉症の場合、免疫機能が花粉を異物と誤認し、過剰に働き体内に「抗体」を作ります。この「抗体」は、異物(この場合は花粉)に接触するたびに体に蓄積され、その人にとっての許容値を超えた時、くしゃみや鼻詰まり、目のかゆみなどのアレルギー反応を起こしてしまいます。
アレルギー性の反応は、花粉症の以外にも、空気中のホコリや外から部屋に入るなどした時の温度変化や化学物質によるものなど様々あります。花粉症は、昨年まで問題なかったのに、花粉の量が多い年に突然発症してしまうことも知られています。残念ながら、近年は地球温暖化が進むにつれて、年々悪化の一途をたどっていると論文も出ているくらいで、毎年花粉量が増えてきています。
「花粉症」と鍼灸
日本人は、3人に1人は、スギ花粉症とも言われており、スギだけでなくヒノキに反応する人や、日本ではそこまで多くはいませんが、秋にキク科のブタクサに反応してしまう人もいます。実は、遺伝的な要素も大きいのですが、食生活の乱れや睡眠不足、運動不足、ストレスなどが重なると免疫バランスが崩れ、花粉症がひどくなることがあります。
鍼灸治療では、症状が出ている時は、まずは症状を抑えるための治療を行い、そして、症状が出ていない時期は、ストレスへの対処、良質な睡眠や体質改善のための治療を行い、出ないまたは出にくい身体づくりのサポートをしていきます。
当サロンの花粉症治療の特徴
全身に対する治療に加えて耳鍼も同時に行います。耳にある経穴(ツボ)に対して、短いはりを使って刺激をしていきます。さらに、治療と治療の間の期間も効果を持続させるため、1枚のテープに0.3mm程度の短い鍼を樹脂で固定した円皮鍼を使います。鍼はとても短いため皮膚表面を刺激するのに効果的で、痛みや違和感はほとんどありません。
<耳鍼>
中国で昔から使われていた治療法で、耳にあるツボを刺激する治療法です。 耳にはツボが集中しており、刺激しやすく効果があわられやすいのが特徴です。耳への刺激は、耳ツボダイエットなどで有名ですが、肩こり、腰痛、内臓疾患など様々な症状に使われます。アメリカでは、アメリカ空軍で痛みに対する治療(バ トルフィールドアキュパンクチャー)としても使用されていることで有名になりました。
花粉症を避けるための
生活習慣
花粉症は当たり前ですが、花粉にできるだけ接触しないようにすることが大切です。
- 花粉が多く飛んでいる時は、 メガネやマスクで、花粉が目や鼻につくのを防ぐ
- ウールのコートなどは花粉がつきやすいものを室内に持ち込まない
- 掃除は花粉症の飛散量が少ない朝のうちに
- 洗濯物は部屋干し
また鍼灸サロン amica.では、患者さんにあった食事を含めた生活のアドバイスも行っています。興味のある方は、お問い合わせください。
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