妊娠しやすいカラダ作ろう⑤ー栄養編(その3:亜鉛と銅の関係)

前回からの栄養編の続きでーす。

その1 あなたの身体はあなたが食べたものでできている
その2 葉酸の重要性

今回は、最近、チェックするクリニックも増えてきた「亜鉛」と「銅」の関係です。

ビタミン・ミネラルが重要と言われますが、ビタミンはなんとなくビタミンA、B、C・・・と、パッと頭に浮かんできますが、では、ミネラルにはどんなものが含まれているかわかりますか?

ミネラルは、私たちのカラダに微量に存在する栄養素で、「ナトリウム」「カリウム」「カルシウム」「マグネシウム」「リン」「鉄」「亜鉛」「銅」「マンガン」「ヨウ素」「セレン」「クロム」「モリブデン」などなど、実はたくさん種類があるのです。

その中でも、「亜鉛」「銅」は微量ミネラルと呼ばれ、1日の摂取目安量は100mg未満なのですが、そのほんのちょっとの量が重要になるほど、カラダの中でさまざまな役割を担っているのです。

「亜鉛」と「銅」

亜鉛

亜鉛は、カラダのさまざまな部分で使われていて

  • 新陳代謝やエネルギー産生
  • 免疫反応
  • さまざまな酵素の構成要素

などなど、私たちの生命活動を行う上で欠かすことのできない成分です。

亜鉛が不足状態になると。。

タンパク質やDNAの合成がうまくいかなくなり、成長障害が起こります。そのため、いろいろな細胞が作れにくくなるため、さまざまな症状が出てきてしまいます。

  • 味覚障害
  • 免疫力低下
  • 生殖機能低下
  • 皮膚炎(皮膚があれやすい)
  • 貧血
  • 食欲不振や下痢
  • 脱毛症(毛が抜けやすい)
  • 神経感覚障害

銅も亜鉛と同様に酵素の構成成分でもあり、また、神経伝達物質の産生や鉄の代謝などにも関わっているため、貧血予防には欠かせないミネラルでもあります。

日常の食生活していて、銅欠乏の状態になることはないとされています。

ちなみに「銅」が不足すると、

  • 貧血
  • 骨異常
  • 毛髪異常
  • 成長障害
  • 心臓血管系や神経系の異常  など

の症状出てきてしまうようです。

亜鉛と銅の関係

こで重要なのは、「亜鉛」と「銅」のバランスです。

亜鉛と銅は吸収する経路が同じであるため、どちらかが多くなると、どちらかの吸収が抑制されてしまうという関係にあります。

不妊治療の病院での検査結果では、亜鉛が不足している人も多く、また、銅とのバランスを崩している人も多いそうです。理想的には、銅より亜鉛が少し多い方が良いと言われています。

通常の健康診断では検査される項目ではないので、自分の状態を知りたい方は、かかりつけの病院で検査してみるのも良いかもしれませんね。

亜鉛と妊娠の関係

亜鉛は細胞分裂を促す作用や粘膜を作る作用があるのです。

受精卵は細胞分裂を繰り返しながら着床し、赤ちゃんになっていきます。その細胞分裂を促してくれるのが「亜鉛」の役割でもあります。

また、妊娠後期に亜鉛が不足して胃まうと、赤ちゃんの成長に影響が出てしまい、「低体重」「低身長」「皮膚が弱くなってしまう」という影響が出るとも言われているそうです。

銅と妊娠の関係

これは、亜鉛とも関係してきますが、亜鉛が不足すると銅が過剰となってしまう傾向があります。 銅が過剰な状態になっていると、「着床障害」の原因となります。

実は「銅」は避妊具としても使わているのはご存じですか?

子宮内避妊器具(IUD)と呼ばれ、銅イオンを放出するプラスチック製の小さな器具を子宮内に入れることで、精子と卵子の受精を防ぎ、また受精卵の着床を防ぐ方法として使われています。(参考:https://www.hininno-susume.jp/ja/home/contraception/iud

ということで、身体の中の亜鉛と銅の関係が重要ということがわかりましたね〜。

ちなみに・・・体の中の「銅」が多いと、イライラやキレやすい原因やPMSの原因にも。血中の銅を下げるためにも、「亜鉛」をしっかり摂取しましょー。

亜鉛の必要量

厚生労働省による1日あたりの摂取目安量は、成人で1日3〜15mg(上限:30mg)で、推奨摂取量は、成人女性で約8mg(妊婦中・授乳中は+3〜4mg)とされています。(参考: https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/12.html

どうやって亜鉛をとる?

亜鉛不足には、食べ物で補うことも大事ですが、サプリメントも有効です。

亜鉛を多く含む食品

肉・魚介・種実・穀類など多くの食品に含まれてはいますが、実際には量はそんなに多くありません。中でも、牡蠣、豚レバー、牛肉、卵、チーズ、切り干し大根、カシューナッツなどに多く含まれています。

食品およそ一食分の量亜鉛含有量
牡蠣60g(大体5個くらい)7.9mg
豚レバー70g4.8mg
牛肩ロース70g3.9mg
うなぎ80g1.1mg
カシューナッツ15g(10粒くらい)0.8mg

亜鉛を多く含む食品で作られた料理の例として、例えば、「すき焼き」。

牛肩ロース 70g
木綿豆腐  150g

使用した場合、亜鉛含有量は4.8mgとなります。

サプリメントの活用も!

日常の食事でまかないきれない場合は、「サプリメント」の活用も効果的です。

カプセル状のものから、液体のものまでさまざまなものがあります。

私のおすすめは、この2つ。どちらもiHerbで売ってます!

Doctor’s Best, PepZin GI,
亜鉛-Lカルノシンコンプレックス 
胃に優しいタイプ
Eidon Mineral Supplements,
イオニックミネラル、亜鉛、濃縮液、60ml
液体タイプ

お酒を飲む方は要注意!

アルコールの代謝に関わる酵素は、亜鉛を材料としているのです。お酒を飲むことで体内の亜鉛が使用され、さらに、アルコールはおしっこの中に亜鉛を排泄することを促してしまうそうです。

実は・・・

実は・・「チョコレート」「ココア」の原材料である「カカオ」には銅が多く含まれています。チョコレートってついお手軽飲んで、毎日ついつい食べてしまう方も多いのでは?

不妊治療の結果がなかなか。。という方、「亜鉛の摂取+チョコレート(ココアも)を控える」ことを実践してみてはいかがでしょうか?

一言で栄養と言っても、自分に何が足りていなくて、どんなものを食べたり、サプリメントとして摂取したりしていいのか、なかなかわからないものです。
amica鍼灸院では、そんな方々のために、健康診断などの検査結果(血液データ)や身体の症状から読み取れる情報から、栄養カウンセリングを提供しています。

「私は何が足りていない?」と思った方、こちらまで⬇︎⬇︎

お問い合わせはこちらまで

気になる症状・お悩みがある方
\お問合せ・ご相談はお気軽にこちらまで/