妊娠しやすいカラダを作ろう⑤ ー栄養編(その2:葉酸)ー

前回は、「あなたの身体は、あなたが食べたものでできている!」ということで、AMHの値とコレステロールやビタミンDとの関係がわかってきているというお話でした。

今回は、妊活中の人は特に摂取してください!と、言われることの多い「葉酸」について書いてみたいと思います。

葉酸とは

葉酸は、植物の葉っぱや果物などに多く含まれているビタミンB群に属する水溶性のビタミンです。

特徴としては、体に蓄積されにくく、熱に弱いというのがあります。そのため、調理方法によっては約50%ほどが破壊されてしまうそうです。

葉酸の役割

葉酸は、妊活時以外はあまり意識することがありませんが、細胞の分裂や成熟に大きく関わっているため、地味ですがとっても重要なのです。

  1. ビタミンB12と共に赤血球の生産を助けるビタミン
  2. 細胞を生産や再生を助ける=体の発育に重要なビタミン
    代謝に関係していて、DNAとかRANなどの核酸やタンパク質の生合成の促進します。

葉酸不足になると・・

ということで、葉酸が不足すると、赤血球の産生がうまくできないので「貧血」症状(
疲労・蒼白・怒りやすい・息切れ・めまいなど)が起こることもあります。さらに重度の欠乏になると、舌が赤くただれたり、下痢、味覚低下、体重減少、抑うつといった症状が起こることもあるようです。

また、動脈硬化の引き金となるホモシステインの血清中含有量が高くなるということがわかってきているようです。いわゆる虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)のリスクが高くなるということですね。

葉酸と妊娠との関係

妊娠前・妊娠初期

厚生労働省2000年から、妊娠の可能性がある女性に対して、葉酸摂取を推奨しています。それは、数多くの研究から、妊娠前後における葉酸摂取により胎児の神経管閉鎖障害(NTDs: neural tube defects )の発症リスクが軽減するという報告があるからです。

特に、妊娠前・妊娠初期(妊娠1ヶ月以上前〜妊娠3ヶ月)は胎児の細胞増殖が盛んで、この時期に葉酸摂取が不足しないようにしましょう。

参考:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-002.html

妊娠中期・後期

妊娠中期・後期は、妊娠前・妊娠初期よりは量は減らしても大丈夫ですが、それでも貧血の予防などの意味を含めて、葉酸不足の栄養状態にならないように注意したいですね。妊娠初期から授乳期も含め、胎児への栄養をしっかり送るために貧血はNGです。

また、葉酸が不足することによる動脈硬化を予防することで、妊娠高血圧の予防にもなります。

男性と葉酸

男性の妊活にも葉酸が役立つ可能性があるという研究がされていて、葉酸の積極的な摂取が生死の染色体異常に良い影響を及ぼす可能性が示唆せれているそうです。

妊活中の葉酸の必要量

日本人の食事摂取基準(2020年版)においては、葉酸の1日の摂取の推奨量は18歳以上の男女ともに240μgとなっています。

妊娠前・妊娠初期

妊娠前・妊娠初期では、神経管閉鎖症が発症の予防のために摂取が望まれる葉酸の量は、バランス良い食事からとる食事性葉酸に加えて、サプリメントや食品中に強化される葉酸を400μg/日が推奨されています。

アメリカやカナダでの、神経管閉鎖症の予防に効果があるとされた研究では、食事性葉酸ではなく、サプリメントとしての葉酸を使っているものがほとんどで、同じ量の食事性葉酸を摂取して同じ結果が得られるかはわからないようです。

そのため、食事で葉酸を摂取することに加えて、この時期は「サプリメント」による葉酸の摂取を考えましょう。

妊娠中

妊娠時(中期及び後期)は、葉酸の分解や排泄が促進されるとする報告があるため、さらに+240μg/日の追加摂取が推奨されています。

産後〜授乳期

授乳中は、母乳を通して赤ちゃんにも葉酸をしっかり与えてあげる必要があるため、+100μg/日が推奨されている

どうやって葉酸とる?

葉酸は食べ物にに含まれる食事性葉酸と、サプリメントや食品に栄養強化を目的に加えられている狭義の葉酸(←と、厚生労働省の資料に書いてあるので、この名称を使いますね。。分かりづらいけど。。)があります。

実はこの2種類の葉酸は、化学式を見ると異なるものになるそうです。
そのため、厳密にいうと違うものとなります。(なかなか簡単に説明できないので、興味がある方は、ご自身で検索してみてくださいね。)

まずは食生活の改善

葉酸は、海藻類や野菜、柑橘類などの果物などの植物性食品と、レバーなどの動物性食品に多く含まれています。

サプリメントを摂る場合に気をつけること

葉酸は、食品から摂取する分には取り過ぎによる健康への影響は心配ないとされていますが、サプリメントなどの食品以外からの過剰摂取によって、健康を損ねたという報告があるので注意が必要です。

そのため、サプリメントからの摂取が必要な妊娠前・妊娠初期では400μg程度、それ以外は、普段の食事からの摂取を意識たいものです。

不妊治療と鍼灸治療

鍼灸師になってもうすぐ15年。キラキラ

鍼灸師になったばかりの時に初めての勤務先は不妊治療をメインにしている鍼灸院でした。当時は、不妊治療もまだまだ今のように認知されていなかったのですが、多くの患者さんが不妊治療を目的に治療院にきていたことを記憶しています。

現在は不妊治療をうたっている鍼灸院は星の数ほどありますが、どこにいけばいいのかわからないと、悩んでいることも多いかと思います。

病院もそうですが、鍼灸治療も治療院や施術者との相性が良いかどうかも、大きなポイントです。まずは、「ここ良さそう」と思う自分の直感を信じて、問い合わせや治療を一度受けてみるなど、一歩踏み出してみることも重要ですよ。

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