妊娠しやすいカラダを作ろう④ ー栄養編ー

妊娠しやすいカラダづくりとしてよく言われていることの一つとして、「バランスの良い食事をとりましょう!」とあります。あなたの食生活はいかがでしょうか?自分はしっかり食べていると思っていても、カロリーは取れている(食べ過ぎを含む)けれども、タンパク質やビタミン、ミネラルといった体に必要な栄養素が不足している状態かもしれません。また、バランス良く食べていても、妊娠するために十分に摂り切れていない栄養素があったりします。

あなたの身体は、あなたが食べたものでできています!そして、妊活中の方は、あなたのお腹で育つ赤ちゃんのからだは、お母さんが何を食べたかで決まってくるのです。

今回は、妊活と栄養ということで、妊娠に向けてどのような栄養が大切なのかを理由と一緒に説明していきます。

参考にしたのは、青春出版社から出ている「卵子の老化に負けない妊娠体質に変わる栄養セラピー」(著:古賀文敏・定真理子)という本と、私が勉強している分子栄養学のさまざな資料です。もし興味がある方は、本を実際に読んで見てくださいね。

妊活と栄養不足

私たちは、ダイエットや美容のために、カロリー制限してみたり、糖質制限してみたり、野菜中心の食生活にしてみたり、マクロビオティックに挑戦したりと色々工夫した経験があるかと思います。

栄養バランスはとっても大切です。実は、健康に良いとされている食生活でも、妊娠するための必要な栄養が不足してしまう場合もあるのです。

例えば・・最近の研究では色々とわかってきています。

AMHの値とコレステロールの関係

「コレステロールが高いと、AMHの値が高い」というのがわかってきているそうです。

AMHとは

妊活のため、不妊治療クリニックや病院にいくと、まずはじめに、さまざまな検査をします。その中の一つに、AMHというホルモンの値があります。

AMHは、抗ミュラー管ホルモン(Anti-MullerMullerian hormone)といいます。

将来的に卵子となる原始卵胞は、胎児期にすでに数(600〜700万個)が決まってしまっています。残念ながら徐々に数を減らしていき、思春期ごろには20万個前後にまで減ってしまいます。

月経が始まると、原始卵胞が成熟卵胞となるように育ち始め、卵子として排卵されます。1回の月経で1000個ほどの原始卵胞が成熟を初め、そのうち排卵されるのは1〜数個のみ。それ以外は成熟せずに消えていってしまいます。閉経を迎える頃には、残りは1000個ぐらいになるそうです。

AMHは、卵子になる前の原始卵胞が成熟していく途中の段階(前胞状卵胞)から分泌されるホルモンで、AMHの濃度から残っている原始卵胞の数を予想することができるというわけです。

AMHは、年齢と共に低下していくのですが、実は個人差も非常にあるため、40代でも高めの人も入れば、30代でも低い方もいます。

コレステロール

コレステロールと聞くと、「善玉コレステロール(HDL)」「悪玉コレステロール(LDL)」といった単語や、高血圧や心疾患の原因となりうる「悪者」ってイメージがあるのではないでしょうか?

コレステロールは、ヒトの体を作っている1つ1つの細胞の膜、性ホルモン、副腎皮質ホルモン、脂質の消化吸収を助ける胆汁酸の減量にもなります。また、髪の毛や皮膚をなめらかにもしてくれるので、とっても大切な役割を持っています。

そのため、決して「悪者」ではなく、低ければいいってものではありません。

AMHとコレステロールの関係

総コレステロールとAMHの関係として、コレステロールが高い人はAMH値が高い傾向があるそうです。驚きですよね。

また、AMHの値が低い人の傾向として、

  • ほっそりとしたスタイルの良い人
  • 健康に気をつかって食生活に気を配っている人

ということがわかってきていて、逆にややふっくらとした体型の人は、40歳過ぎても卵巣内に卵胞がたくさん見え、妊娠に至りやすいということもあるようです。

また、小太りの人は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のため排卵しにくくなる傾向もみられるそうです。

AMHとビタミンDの関係

た、別の例としてAMHの値に関係ありそうなものとして、「ビタミンD」があります。

40歳以上の女性には、「血中ビタミンD濃度が高い」と「AMH値が高い」に関係がありそうだということもわかってきています。

また、血中ビタミンD濃度が高い人は、体外受精の妊娠率とも関係していることもわかってきているため、多くの不妊治療クリニックでは、血中ビタミン25(OH)D濃度(皮膚で作られたビタミンDと食べ物から摂取されたビタミンDの合計量を反映)を測定し、ビタミンDが足りているかどうかをチェックしています。

ビタミンDは、

  1. 皮膚でのビタミンD合成
  2. 食べ物からビタミンDを摂取

この2つの方法で体内に取り入れるのですが、現代の女性は日光を避ける傾向もあるため、ビタミンD欠乏の人が多いと考えられています。

可能であれば、1日1時間くらいは日光を浴びる時間を作りたいものですが、難しいようであれば、食事はサプリメントなどをうまく活用していきたいものですね。

ビタミンDが豊富な食べ物

ビタミンDはキノコ類や魚類に多く含まれています。

  • 干しシイタケ 2個(約6g)→ ビタミンD 0.8μg(32IU)
  • キクラゲ 2個(約2g)→ ビタミンD 1.7μg(68IU)
  • シラス干し 大さじ2(約10g)→ ビタミンD 6.1μg(244IU)
  • イワシ 2尾(約110g)→ ビタミンD 35.2μg(1408IU)
  • べに鮭 一切れ(約80g)→ ビタミンD 25.6μg(1024IU)   
  • あん肝(生) 60g → ビタミンD 66μg(2640IU)

まだまだ、書きたいことがたくさんあるのですが、今日はここまで。
何か質問などあれば、いつでもお問い合わせください。

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